今回の語ろう会は「地元のスーパー・万代・」のお話です

※コーナー名の「昔を語ろうかい（会）」とは
生野地区（生野小学校校区）に実際に住んでいる方に集まって頂いて、昔のこの地域の様子を座談会形式でリアルに語ってもらう！という会のことで、それを記録する為、そのまま新コーナーとしました
みなさんの記憶をたどって、ゆる～い雰囲気でお話ししてもらう為、あいまいな場合・事実とは異なる場合があるかもしれないことをご了承ください
ちなみにですが、この会は地域の方なら誰でも参加することが出来ます

 

～今回の語り部～

進行→S/N/U
語り→Aさん73歳（45年）Bさん80歳（80年）

→→→Cさん74歳（50年）Dさん80歳（80年）

→→→Eさん61歳（61年）Fさん77歳（52年）

→→→Gさん80歳（60年）
※（　）の数字は居住年数です

 

 

Gさん 「（この近所で）万代百貨店ってね、一番最初に布施に出来たのね。それで行ったら、やっぱり百貨店って言ったら、近鉄とかそごうとかそんなんをね、想像してたのよ」

広報「はい」

一同「ねぇ（笑）」

Gさん 「そうやろ？百貨店って言うたらねぇ（笑）」

Gさん 「そしたらね、しなもん（品物）が置いてて、そこに板を置いて、店員さんが板の上をだーーーーーーーっと走りはんねん」

Bさん「そう（笑）」

広報「えっ？？？」

Gさん 「しなもん（品物）の上の方に橋みたいに板があって」

広報N「品物の上に通路があるんですか？」

Gさん 「上って言うたら（表現の仕方が）おかしいけど」

Aさん「品物が置いてあって、何段か上に店員さんがいて、そこでお客さんに『それ！』って言われたら取って、（お金と引き換えに品物を）渡すのよ」

Gさん 「そうそう。店員さんが（品物全体やお客さんなどを）見やすいようにね、上に立ってるわけよ」

Gさん 「みんな（お客さん）が一段下がったところで買うでしょ？そしたら上で（店員さんが）見てはんのよ」

Eさんふふふ

Gさん 「で、（お客さんは）これちょうだい！って言って品物を店員さんに渡すわけよ」

広報S「そこに置いてある商品はそこ（その場）で買わないといけないんですか？」

一同「そう！そう！そう！」

Aさん「お金と引き換えよ」

広報U「商品棚があって、その上に人がいる、と」

Gさん 「そうそうそう。板の上をうろうろうろうろしてんのよ。こっから（低い場所から）、『ちょうだい！』って（品物を店員さんに差し）出して、『これ買います！』って（笑）」

広報　笑

Gさん 「ほんでお金渡すねん」

Bさん「そうそうそう！すごかったよ」

Gさん 「だから（初めて行った時は）びっくりしました。百貨店やと思って行ったから」

Fさん「あれいつの頃から払うようになってんやろね」

Eさん「レジ？」

Fさん「うん」

Bさん「いつかなー？・・」

広報U「それにしても、すごいシステムです（よ）ね？」

広報S「そういうシステム（商品棚より高い通路にいる店員さんにその場でお金を払うやりかた）は、昔からあったんですか？」

Bさん「万代が初めてやろ？」

Gさん 「そう」

Bさん「スーパーっていうのが出来た時やな」

Gさん 「そう。スーパーのはしりがそれやってん」

Aさん「それまでは市場やったから（食材の買い物は）」

広報S「お客さんの頭の上を店員さんが歩いてて？」←なかなかシステムを想像しきれない広報委員

Gさん 「そう」

Eさん「手を（店員さんの方に）伸ばして、渡すねんな、お金」

Gさん 「うん。しなもん（品物）いっぱいあって、ほんでほしいもんを（店員さんに）渡して、お金も渡して（買う）」

Bさん「そうそう」

Gさん 「なんしか、買ったもんはそこで払う」

Dさん「そやから。うちの母はそんなとこは行けへんかったもん」

Gさん 「そやろなぁ。行かれへんわそんなん」

Dさん「年寄りは行けへん（行けない）笑」

Aさん「百貨店っていう名前は、今の感覚やったら（スーパーには）つかへんわけよ」

広報S「今は万代百貨店じゃないんですかね？」

Aさん「今はもう万代（だけ）」

Fさん「ふつうの万代」

広報N「つい最近まで、万代百貨店っていう名前が書いてあった昔の古いテントが残ってましたね」

Aさん「（商店街や市場で目当ての）品物がなかったら、『じゃあ、百貨店行って買ってくるわ～』って言うててん。で、『百貨店ってどこの百貨店行きはるの？』って聞かれて、万代百貨店です、って（笑）」

一同「ふふふ」

Gさん 「ほんま布施（の万代百貨店）に行った時はびっくりしたな～！」

広報U「（思っていた）百貨店じゃない・・ってところに、（びっくりしたん）ですね　（笑）」

Gさん 「そうそうそうそう　（笑）」

Bさん「品物が（百貨店みたいに）いろいろあるから（っていう意味で）百貨店って言ってはったんや、と思うで」

Dさん「（いわゆる）百貨店とは接客（の仕方とか）は全くちゃうでしょ？」※ちゃう→ちがう

Gさん 「ちゃう。ふつうのおっちゃんやんか。お兄ちゃんやったり」

一同　笑

広報U「一番最初に布施に出来たんですか？」

Gさん 「どこに出来たんかは知らんけど、（私は）布施に初めて行きました」

広報U「布施より後に、ここの万代が出来たんですね」

Gさん 「そう。だいぶ後に出来た」

広報S「今の（新しい）万代になる前はどんな風だったんですか？」※田島店についてのお話しです

Bさん「今と同じ2階建てで、2階は電気製品とかね（売ってた）」

Gさん 「あったね、そういえば」

Fさん「下着も売ってたよ」

Gさん 「売ってた売ってた！うちの主人の肌着よう買ったもん」

Fさん「昔はエスカレーターは（ついて）なかったね」

Aさん「うん」

広報S「万代が新しくなって10年は経ってないですよね？」

Fさん「たってる」

Bさん「もう10年たってる？」

Gさん 「うちの主人が亡くなる前やから、（平成）17年ぐらいや」

Bさん「そうそう！そやわ」

Gさん 「平成17年ぐらい。きれい（建て替え）になったのが」

広報S「平成17年？」

Gさん 「うん」

広報U「じゃあ、やっぱり10年ちょっと経ってますね」

Eさん「平成17年、間違いない？」

Gさん 「17年か、18年。それぐらい」

Eさん「万代の人呼んできたらよかったなー。こんなに話するんなら（笑」