生野地区運営委員会設立趣旨

私たちが住んでいる生野区生野地域は、
俊徳街道、鶴橋街道、桑津街道の三本の街道が通る地域です。

生野区は古代から続く長い歴史を持ち、都市部でありながら今でも「地縁」が生きているまちです。
「地縁」とは、「地域の縁」という意味です。
地域の中での縁を持つことができるまち、地縁が生きているまちは、現代では残念ながらとても少なくなっています。
近年、地域コミュニティの希薄化が進んでいる問題から、まちづくりや地域コミュニティの再生に注目が集まっています。

今も地縁が生きる生野連合の地域では、地域コミュニティの活動が活発に行われています。
「子ども・地域の見守り隊」「防犯パトロール隊」などの防犯対策や、「ふれあい喫茶」「食事サービス」「敬老大会」などの高齢者対策、特に、「生野ふれあい夏まつり」においては、地域協賛、世代間交流の場として、大きな成果を収めております。
行政と共に実施している高齢者見守り推進事業や子育て支援サロンなどの連帯活動も確実に成果がでてきました。

しかし、時代が進むにつれて、町会加入者の減少に加えて、子ども会・PTAなどの組織の弱体化や地域活動の新たな担い手不足など、活動を推進していくための今後の課題もあるのが現状です。

このたびの生野地区運営委員会設立の目的は、これまで実施してきた活動や事業をさらに地域に定着させて継続的に推進していくこと、運営・経理などの透明性を高めること、より多くの地域住民に参画していただくことです。
生野地区運営委員会の発展により、安定した運営や管理を地域全体に展開し貢献できると考えます。

平成25年2月  設立総会開催

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